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社長のちょっと聞いてごしない!
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NO.124
変化はチャンスのとき
2020年03月
代表取締役社長 大野木 昭夫

  3月になってから、新型コロナウイルスの感染対策で会合もままならぬ世情になっています。したがって例年なら新しい年度に向かって退職や人事異動で世間はにぎわう時期ですが、イマイチ盛り上がりに欠ける年度末になりそうです。
 通常、人事異動で上位に上がる人にとっては、やる気満々になりますが、日々にその人を右腕と頼っていた上司や仕事のアドバイスをもらっていた同僚や後輩にとっては、今後の仕事に不安が頭をよぎる悩ましい時期でもあります。
 しかし、この時こそ新しいチャレンジの道が開け、自分の実力を伸ばす絶好のチャンスでもあります。身の回りで起こった移動をプラスに捉えるポジティブな思考が「変化はチャンス」の行動につながります。

 私の経験から人事異動を思い起こすに、前会社の部次長になった昭和63年(1988年)に、直営の重機械部門を核にして新しい子会社が設立されました。当然に、経営陣と技術部門のトップは親会社から選出されました。その設立メンバーの中には、港湾工事の技術トップを担っていたOさんが選ばれました。その頃の港湾工事は最盛期で、新しく港湾工事の船舶を製造してこれからどんどん工事を拡大して行こうとした矢先の異動でした。
 彼が居なくなった穴をどのようにして埋めていくのか大変悩みましたが、上司は「今必要とされている人材だから抜擢するのだ、残っている社員にとっては空きポストを狙えるチャンスであり、部下が成長する絶好の機会である」の一言でした。
 私はこのアドバイスに奮起して、新しい責任者を選出し任せてみました。その後、やらずの心配は吹き飛び、あっという間に抜擢者は立派な管理職に成長しました。

 中途退職があった時にも、必ず業務遂行に大きな穴ができました。ましてや退職者が業務に欠かせない有資格者であったときが何度かありました。しかしその都度、在職者の叡智を集めて、一致団結して難局を乗り切ってきました。
 私は「辞めていく人を惜しむより、今居る人を大切にしていく」ことを心しています。

 一人が移動をするだけで、今までの環境が大きく変わり、一人ひとりの役割が変わっていきます。こんな時には、既存の思考をベースにして変化の対処を考えれば不安が先に立ちますが、何とか乗り切ろうとチャレンジ精神で臨めば、必ずよい方向に前進できます。

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