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ビジネスは誠実が決め手

2019年02月
代表取締役社長 大野木 昭夫

   昨今、大企業で発生している品質の不正問題は、一瞬にして日本企業のブランドを失墜させています。 日本経済の成長を支えた企業の厳しい品質管理は、日本人の勤勉と誠実によって成されたものです。 しかし、最初はきちんとマニュアルを守っていても時間が経つと形骸化したり、自分の都合のいいように解釈をしてしまいがちです。
 品質管理では、部署で言えば担当者と責任者、組織では役員でありトップの「お客様に誠実に対応する」毅然とした姿勢が問われています。
 そして、各部署でマニュアルを運用している一人ひとりの自覚を持った行動が求められます。

 今月中旬に、旧知の友人夫婦がやっているレストランでこんな出来事がありました。 その店は地元商店街の活性化の拠点として造られ、地元の人や観光客が立ち寄る家庭的な雰囲気の飲食店です。 彼は二度も事業に失敗しましたが、レストランの皿洗いをしながら料理の修行をして、人生最後のチャレンジと奥さんの協力を得て半年前に開店しました。
 私が寄ったのは休日の昼時間ということもあり、店内はほぼ満席でしたが辛うじてカウンターの一席を空けてもらいました。
 食事を終えて会計に立つと、すぐ前に会計を終えられた大家族の一人が、レジに入っている友人の奥さんの元へレシートを持って引返してきました。 なんでも会計後にレシートを見ると、食事をした一品分の金額がのっていないので支払いたいということのようです。 友人の奥さんは大変恐縮しながらもお金を受け取り、後でコックの友人は「今時に珍しいくらい誠実な人だ」と話したそうです。

 そして後日談があります。10日ほどして、その誠実男性はお店に来られ、料理が大変美味しく気に入ったということ、仕事は家庭の置き薬をセールスする会社で今年からこの地域の責任者になったこと、 この頃はドラックストアに圧されて苦戦していること等々を奥さんと雑談し、名刺を置いて帰っていったということでした。
 先日の誠実対応に感銘をしていた私の友人は、自分の家はもちろん、奥さんの実家、親類、友人を置き薬のお客として紹介し、その上、彼の結婚相手の紹介までかって出たということでした。

 これらの話を聞きながら、自分ひとりでは拡大が困難なビジネスも、信頼される人間関係の構築で一気に広がっていくものだということを改めて実感しました。 私達も「私達の人間力・技術力が会社のブランドです」を実践していきましょう。

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