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社長のちょっと聞いてごしない!
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NO.88
出会って相手を知る
2017年03月
代表取締役社長 大野木 昭夫


 東京山手線に乗ると、ほとんど会話の無い車中で9人掛けの座席に座っている半分以上が携帯電話を覗いていました。ちょっと横目で画面をウオッチングしたら、大半はメッセージを見ているか、発信をしていました。
 電車の中では大声で会話もできませんが、日常生活や社内でもメール(メッセージ)に頼り切って直接対話をする時間が少なくなっていませんか。
 日々会話を心掛けることは、お互いを知って信頼関係を築く大切な行動です。

 たとえば、携帯電話の普及は現代の子供たち社会でも色々な問題を引き起こしています。メール(メッセージ)に捕りつかれてひと時も携帯から目を離さなかったり、お互いメール(メッセージ)のやり取りでは言葉足らずの送受信で意思疎通を欠いたり、仲間外れのツールになったりと、メール(メッセージ)が主たるコミュニケーションツールとなってしまい、お互いに顔を合わせて会話をすれば何気ないことでも仲たがいのもとになってしまう事例を見聞きします。
 最近は、ICT(Information and Communication Technology)時代の到来と言われて、何か欲しいものがあるとデパートや総合ストアに行って販売員に説明を聞きながら対面で購入をすることが少なくなって、欲しいものをネット検索してクレジット支払で自宅まで配送のネット通販の時代になっています。ただネット通販にも、販売品が到達するための最後の区間では、宅配便のおじさんやお兄さんと直接の交流をする時間があります。手渡しの時「いつもありがとうございます」とか「またよろしくお願いします」とか、たまにはアンケートをお願いされたりと、ネット上の商売でも人と人の出会いで心の潤いを作り出す時間を持っています。            
 また身近な所での対面商売では、高齢者が買い物に出られない山間部の地域に小型移動車で出向いて、おばあちゃんたちと会話をしながら生活用品を販売している日野郡江府町のスーパーがあります。地元のスーパーが撤退して商売にならないと思われた地域で立派に商売をされているのは、「買い物難民」になったおばあちゃんの「刺身が食べたい」「パンも食べたい」等々たくさんの要望に対して、自分で選ぶ喜びに応えるきめ細かいサービスにあると思います。
 そして他県にも同様な移動車販売のサービス業者がおられますが、平均よりも売り上げを伸ばしている業者さんは、「おばあさん、そろそろトイレットペーパーがなくなるころじゃない?」と、顧客の生活サイクルを気遣う一言を添えています。
 情報化社会が発達して効率化を求める社会になるほど、対面して一言の心配りが大切だということでしょう。
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