鳥取・島根を拠点に、環境地質・測量補償・設計・新エネルギー・介護事業を展開。高度な技術で未来を創造します。

社長のちょっと聞いてごしない!
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NO.86
他者への思いやりを大切にする
2017年01月
代表取締役社長 大野木 昭夫


 今年も米子の総鎮守、勝田神社へ初詣に行きました。天気も良く会社の駐車場からブラブラと歩いていくと、神社前の道路はすでに延々と長い行列ができていました。  賽銭箱まで続く初詣の行列は、1時間ほど待たなければならない位長い列でしたが、誰も割り込まずお詣りをする姿に、東日本大震災の救助物資を待つ姿が思い出され、元旦から大変嬉しくなりました。

 また全国測量設計業協会の新年互礼会で上京した折、江戸総鎮守、神田明神へも足を運びました。ここでも長い行列でも整然と並んで参拝を待つ姿は、勝田神社と同様でした。神田明神は境内が広く、賽銭箱も特大で、割り込みスペースが大きいのに誰一人割り込みをする人はいません。この姿に心打たれながら拝殿に進んだところ、驚くようなことが起きました。
 鉄道会社のその一軍は、上司が拝殿に上がるやいなや順番など無視をして、我先と祭壇へ上がり、それまでの紳士然とした姿とは全く違う行動を起こし始めました。  同僚に遅れをとるまいとした競争の気持ちが強くなったのでしょう。「一社会人としては常識行動をとれるが、個人の利害がからむと自己中心的になる」といった瞬間を見た気がしました。

 企業が、著しい経済成長を謳歌し集団行動で「がむしゃら」に働いたのは、1954年(昭和29年)から1973年(昭和48年)の高度成長時代です。その後約20年間、安定的な経済成長期になると、働き方は多様化して「集団行動」を重んじるなかにも個々の人生観で多様な働き方をしていく時代になました。
 そして1991年(平成3年)バブル崩壊以降は、景気が急速に後退し、特に建設業界でも閉塞感が漂う長い不況に陥り個々の働き方がますます多様化になったとともに、企業の求心力が堕ちた時代と言えます。

 将来に勝ち残るためには、個々が限りある時間と資源の中で、仕組みや自らの働き方を変革していくことが重要なことは周知の事実ですが、その中でも最も大切な他者を思いやる気持ちと実践は、どのような時でも忘れないようにしてもらいたいと願っています。
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