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社長のちょっと聞いてごしない!
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NO.80
危険を察知するく
2016年07月
代表取締役社長 大野木 昭夫


 6月29日、昨年9月10日に鬼怒川が氾濫して大水害を受けた茨城県常総市に行ってきました。決壊個所から濁流が流れ込み、逃げ遅れた住民を自衛隊がヘリコプターで救助した映像は多くの方が見られたと思います。
結果、全半壊5277件、床下浸水3385件、床上浸水168件、死者2名の甚大な被害となったことは記憶に新しく、現在は急ピッチで堤防の復旧と河川改修の工事が進められています。しかしあのような大雨が再び起これば、今の堤防は持ち堪えられず再び決壊をするという実情です。では、どうすればよいかと言えば、危険を察知したらただ逃げるしかない・・そこに行きつくのです。問題は、危険を察知する感覚が非常に鈍く、逃げ遅れる人が多いということです。

 さて私の旧知である社長は、新規の取引をするとき契約前に必ず自ら出向いて、相手の社長と一献やりながら信用度を確かめられます。このような察知能力には人間を見る目が必要になりますが、常に出会いのあった人と生りを分析して頭の中にインプットすることによって、その時々に目の前の人を自分のインプットしたデータと照らし合わせて判断ができるようになります。

 新しい事業展開をしようとする時、私は関係先に出向いて事業の責任者に会うことにしています。その人の人柄もさることながら、仕事をされている環境を自分の目で確かめるのです。たとえばお茶を出していただいたとき、女性の振る舞いは会社の雰囲気そのものです。特に同業の場合は、お客様を接待することが少ない業種ですから接客マナーに欠けている場面が多々あります。そのようなお客様からの仕事依頼は、自分の利益を最優先にして相手のことを気遣いしない傾向にあるので一考する必要があります。目先の甘い汁にほだされて、後から苦い汁を味わうことのないように自分の五感をフルに動かして判断したいものです。

 災害に限らず日々仕事場では、皆さんもこの察知能力が大切な場面を経験されているでしょう。たとえば協議のとき、内容的に「これはヤバそうだな」と感じてもそのまま放置して手を打たない、気づいたときは「時すでに遅し」こんな経験ありませんか。  将来の危険度を判別できる能力がなかったら甘い判断しかできません。たとえば検査のとき指摘事項を受けた項目をきちんと自己分析してインプットしていれば、同じ間違いはしないようになります。
 思考回路をPlan(計画)→ Do(実行) → Check(評価)→ Act(改善)で回すように訓練をすることです。
 同じ間違いを繰り返す人は、PDCまではできるがAができないからです。

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