鳥取・島根を拠点に、環境地質・測量補償・設計・新エネルギー・介護事業を展開。高度な技術で未来を創造します。

社長のちょっと聞いてごしない!
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NO.75
人生を活きるわざを見つける
2016年02月
代表取締役社長 大野木 昭夫


 新しい年を迎えて、日頃お世話になっているお客様へのあいさつ回りが一段落しました。久しぶりに出会うとつい話し込んでしまうようなことでしたから、県内にとどまらず東京、大阪、岡山、広島と一回りすれば一か月が経ってしまいました。
 日頃お仕事をいただいている行政機関の国交省、県、市町村はほとんど顔を出しましたが、官庁は60歳で退職しますので私と同年代の人はほとんど居られず一抹の寂しさを感じます。それに比べて民間企業では、60歳を過ぎてもはつらつと仕事をされておられる人がたくさんおられます。特に一度企業を退職されて新しいビジネスを始めた私より年上の方は、バイタリティ溢れておられ沢山の刺激をいただきます。
 その一人U氏は、大手建設コンサルタントを役員退職されて子会社の社長を経て、今は業界の技術者育成セミナーの開催にまい進されています。子会社社長のとき「自分はリタイアしたら後輩技術者には、自分の経験をもとに、生きた技術(U氏曰く、生きた技術とは、本からの技術だけでなく、現場に即応できる人間力を備えた、総合力のある技術者になること)を伝道したい」と常々語られていました。
 私との出会いは、子会社の社長時に飛び込みで弊社に営業で来られた時でした。最初は私が不在のとき来社されて、自分の名刺に一言添え書きがあり、その頃に同業者に営業をして回るのはめずらしいことも重なり「一度会ってみたい人だ」と思ったことを記憶しています。二度目の来社で初めて出会ったとき、その子会社は親会社からの仕事をこなしていれば別段に仕事の心配をする必要が無い環境にありながら、「親会社頼りの経営は早い時期に窮する。新規のお客様を開拓するのが社長の仕事だ」と私に語られました。

 そして今年2月初めに出会ったとき、U氏は「先日、現社長に出会ったら、私が開拓した会社からの仕事依頼で親会社からの仕事とバランスよく受注ができているとお礼をいわれたよぉ」と嬉しそうに語られました。そして今は、社長時代の人脈を活かして実務に即したセミナーの講師を探し出しておられるのですからまたまた感心です。
 「自分が今豊富な人脈を持っていることは、技術者が誰にも負けない技術を身に付ける努力をするように、社長時代に自分なりの人脈を持とうと営業した結果だよ。社長だってより良い経営をするために勉強して経営ノウハウを身に付けるでしょう。それもこれも一緒なことで、人それぞれ自分に必要なものを見つけて自分のものにすることが生涯に役立つ。そして大切なことは、年を経るにしたがって人様のお役にたてることをする。趣味だって自分だけの趣味の世界に終わっていたらそこまででしょう」
 人生の達人U氏がいつまでもはつらつと頑張れる秘訣は、若い時から何でもチャレンジして自分に合う技(わざ)を見つけたこと、それを活かせる仕事に生甲斐を持ったこと、そしてまわりの人に喜んでいただける仕事をしていることでしょう。
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