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社長のちょっと聞いてごしない!
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NO.65
人手不足が深刻になっている
2015年04月
代表取締役社長 大野木 昭夫

  4月になり新入社員の顔を見て喜んでいるのもつかの間、今年は新卒採用の活動解禁が3月になったこともあり、来年度の採用レースが活気を帯びています。特にサービス業での人手不足は深刻なようで、パート社員の正規採用や大幅ベースアップ等あの手この手で社員確保の動きが活発化しています。地元では、地銀の新卒者の初任給が大幅アップされて求人レースを過熱化していますが、地方でそれが当たり前の相場になってしまうと地場企業にとってはこれまで以上の産業間格差を生んでしまう気がします。何はともあれ人員確保は喫緊の課題になっていますが、闇雲に採用に走ることは考え物です。

 私たちの身の回りでよく接するサービス業はコンビニですが、コンビニのほとんどがパート店員さんで営業されています。コンビニができたころの店員さんのサービスは、教育が行き届いていて気持ちの良いサービスだったような気がします。と言うのも、先日入ったコンビニの店員さんの応対に腹が立ったからです。コンビニに入って、私は今頃流行のドリップコーヒーのSを注文しました。私はきちんと注文したつもりでしたが、出てきたのはMの請求「ありがとうございました。○○円です」でした。私は「Sで頼みましたよ」と言うと「聞いていません」と憮然とした顔で答えるのです。それも相当な早口で抑揚のない言い方でした。これにはカチンときましたね。「もっと言い方があるだろうに」と思いましたが「じゃあSコーヒーをください」と再度言いました。そうするとその店員は、無言で注文を取り、最後にあの早口で抑揚のない言い方で「ありがとうございました」でした。

 そう言えば、先日入った牛丼屋でも注文するといつもすぐに出てくる牛丼にかなり時間がかかっていたのと、レジでの無愛想に「人手不足なんだなぁ」と変なところで納得したことを思い出しました。接客の基本的なしゃべり方で個人の技量が劣っていると判っていながら人手不足で採用しなければならない現実と接客教育の時間不足が至る所のサービス業で起きているのでしょう。

 私たち建設業にとって、若者の建設業離れは自分たちの努力だけではどうにもならないところまで来ていることも現実です。しかし自らが魅力ある企業になろうとする努力はやらなければなりません。たとえば、昔から言われている休日が無い! 残業が多い!という就業環境は、喫緊に取り組まなければならない課題です。

 私が建設業に入った昭和51年最初の5月連休に仕事に出たとき、それを知った同級生から建設業の厳しさを言われショックだったことを今でも覚えています。それがこの40年間に多少の改善はなされましたが、他産業に比べてまだまだ改善が足りないと思います。どっぷりと浸かってしまった私たちの意識改善をしなければこの課題はいつまでたっても良くなりません。今年の経営課題「業務のやり方を変える」行動を実践して、ぜひ若者が入りたい業界であり企業になりましょう。魅力的な企業になり人財を確保することが、未来の継続的発展につながっていきます。

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