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社長のちょっと聞いてごしない!
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NO.63
人口減少の時代
2015年02月
代表取締役社長 大野木 昭夫

 地方では、少子化と都会へ若者の流出が続いてどの業種でも若い就業者が減り、人手不足が深刻になりつつあります。特にデフレ経済からの脱却に伴う経済の回復によって今まで以上に人手不足が顕著に現れています。
  たとえば大手運送業界ではドライバー不足から、荷物の遅配が起きています。先日聞いた地場運送業の社長の話では、「若者の流出が続く地方では高賃金を提示しても重労働な仕事に人が集まらない」と嘆いていましたが、と同 時に自ら対策を打っていました。

 まずは、現在いるドライバーの集配から出荷・運送・配達するシステムを一から見直す効率化です。ドライバーの動線をタイムスケジュールで検討してムダな動きを排除する、物は一定の場所を指定して誰でもわかるように整理する。また、人力でやっている作業を機械化し、伝票の二度打ちはしないようにIT化するなど効率化と高質化を行い、きめ細かく作業の見直しをしていました。
 どの業種でも言えることですが、作業の効率化は積極的に取り組み限られた人財で成果を上げ、そのうえでなるべく負荷が増えないように工夫しているのです。

 弊社では、今年の経営方針で利益率アップは仕事の改善【①排除 ②結合 ③交換 ④簡素化】を掲げています。前述の改善例を挙げてみれば、①排除は無駄な動きの排除、②結合は誰でもわかるように整理、③交換は作業の機械化、④簡素化はIT化になりましょうか。多少の語句と意味違いがあるかもしれませんが、大切なことは①~④の語句をキーにして日々の仕事を根本から見直してみることです。
 今の人財で仕事の量をこなしていくには、日々のやり方を変えるしか手はありません。そこには、昨年投資をした設備やソフトを十分に活用して仕事のやり方を変えていくことです。作業分析のやり方は色々ありますので自分たちに合いそうな手法を取り入れてチャレンジしてください。
 そして討議をしていくうえで、①昔のことを言わない ②やっていないで言わない ③まわりの人のことを言わない、「三つの言わない」ことを合言葉にしましょう。  もう一つの対策は、自前の技術力を磨くということです。今年度は3名の高卒と1名の専門校卒を採用します。大卒や中途採用者に比べれば技術を習得するのには時間がかかるかもしれませんが、自前で育てる努力をしていきます。

 外注依存の割合は仕事量を拡大するため増えていきますが、外注ばかりに頼っていては自前技術者の技術力低下になるばかりか、人財が全体に不足する時代になれば外注に殺生権を握られることにもなりかねません。つまり外注の技術力が低下すれば弊社の品質に影響を与えることになり、良い仕事をする外注業者へ仕事が集まれば外注金額の高騰を招くことになるからです。

 人財不足になる時代を勝ち抜くには、この現状改善と人財育成2つを実践していくことだと確信しています。
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