鳥取・島根を拠点に、環境地質・測量補償・設計・新エネルギー・介護事業を展開。高度な技術で未来を創造します。

社長のちょっと聞いてごしない!
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NO.49
今こそ社内のきずなを深めよう
2013年12月
代表取締役社長 大野木 昭夫
 今年は、受注高が過去最高になりました。
 人間に例えれば、一年に何十センチも成長したようなものです。そして人間が成長期に体験するように、急激な成長に肉体がついて行けないときに生じる筋肉や関節の成長痛が弊社にも出ています。

 たとえば、技術者の数と技術力が業務量の遂行についていけない状況です。そのため外注比率を引き上げ、わが社の利益率を圧迫しています。
 また組織内のマネージメントにも支障が出てきました。部長、マネージャー、リーダーが業務に追われ、組織の効率的な動きに支障がありました。それは業務の工期遅れや部下一人ひとりの受け持つ過重な仕事量への対応の遅れです。  
 ずう体だけは大きくなっても、内部の体力がついて行けない今の状況は、ただ単に作業量に追われる日々をつくり出し、社員の技術力レベルアップと業務遂行システムの構築という課題を突きつけているのです。

 さて皆さんも記憶に新しい2012年12月2日に発生した山梨県の中央自動車道上り線笹子トンネルの天井板落下事故は、これまでのインフラ整備が作ることに主眼が置かれ定期的な点検が軽視されていたことを示す事故でした。これを受けて、今年2月末から国土強靭化策によるインフラ点検業務が、一斉に始まってきたのです。  
 また夏に中国地方は、時間100mm以上というこれまで想定されなかった豪雨に見舞われました。県西部では7月15日の集中豪雨によって国道181号線沿い急傾斜、山間部河川等々で災害が発生し災害査定に追われる日々となり、その後も通常的な測量設計業務が随時発注され続けています。結果、業界各社ともこれまでの苦しかった経営から一転して業務過多となり、業務の消化不良に陥っています。

 今年のように急激な業務量の増大は一過性です。しかし業務の対応遅れが出て社員相互の意思疎通を欠いてしまったこと、そして仕事の協働ができず業務過多の社員が生じたことは最も深刻にとらえていかなければならないことです。  
 継続して会社が成長していくためには、社員1人ひとりの仕事に対する満足度、社会に対する貢献度の向上が何よりです。そして私達はそのことを無視して技術の向上のみ追い求めることはできないのです。

 務過多で社内コミュニケーションに支障を生み出した今年、そのことをしっかりと認識し、残る年度末業務には改善に向けた手立てをしていきましょう。  
 まずは週一ミーティングによって孤立しそうになる社員間のコミュニケーションを熟成し、協働して仕事に当たる体制を作り出します。そして、みんながちょっとしたことでも耳を傾ける「気づき心」を養い、一人ひとりの役割と責任を明確にしていくことによって、業務に迅速な対応ができるように組織力を成長させていきましょう。

 来年は、筋力と骨格を強くする一年にしなければなりません。
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