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NO.44
工期短縮が産み出すもの
2013年07月
代表取締役社長 大野木 昭夫
 今年の社員研修は、経営・三つの環(社員満足・お客様満足・継続的利益)の中で、自らの役割を*PREPで組み立て発表することをしました。(*PREPとは、自分の考えを整理して相手に分かりやすく伝える手法。POINT結論を言う・REASON結論の理由づけをする・EXAMPLE分かりやすい例を示す・POINT結論で締めくくる、の順序で組み立てる)
 経営方針では、継続的利益を上げるために①受注拡大②品質向上③利益率アップを掲げています。これらの共通目標が、工程管理=工期短縮です。
 今回の研修で出た意見のなか、工程管理の目指す工期短縮化により「工期短縮に取り組むと品質は上がる、いや仕事の質が落ちる」という両論について、私の所見を記します。
 工期短縮のポイントは、①ムダな作業を無くす、②業務日数のサバを減らす、③一日の業務はなるべく単一作業に集中するということです。
 まず①ムダな作業を無くすについては、これまでのやり方を見直し効率的な作業手順を探ることであり、結論的には手戻り作業を無くすことです。事例を言えば、現場踏査をするときの前準備をしっかりとして、現地に行ったとき順序良く作業をして、何度も出向かないようにすることです。
 ②業務日数の*サバを減らすについては、正味の業務時間を算出し見える化するという自己のなかで判断する己との格闘です。あくまでも客観的に作業の正味時間を算定し目標設定をして、極力サバを減らす努力をすることです。 (*サバとは、実作業時間+このくらいは必要だろうと予備の作業時間を自分で作り出すこと)
 ③一日の業務はできるだけ単一業務に集中するについては、あらかじめ工程を賞味して仕事に順序付けをして、最優先業務に集中する習慣を身に付けることです。一日のうちに、あれもこれもと気になる業務に手をつけたり、工程に追われて業務をする場当たり的な仕事のやり方は、集中力を欠き、しいては間違いを誘発する仕事のやり方になります。 つまり工程短縮の要は、仕事の段取りを良くすることであり、自らの仕事の精度を上げていくことにあります。当然に手抜きをしたりして正味に必要とされる業務時間を削ることではないということです。また時間をかけて丁寧に仕事をすることは、コストアップにつながりお客様が満足される成果内容になるとは限りません。むしろお客様のニーズを的確に説明できる内容に短時間ですることに、今回学んだPREP法が多いに役立つと思います。
 まさに工程の作成は、自分の想いを映し出すものであって、なんとか工期を短縮し、品質の高い仕事を遂行しようと考えれば、必ず知恵が出てきます。中途半端な考え方の仕事だと工期は守ってもぎりぎりの納品、品質も普通に留まり、つい愚痴もでますね。ましていい加減な仕事をすると、冷や汗をかきながら言い訳に終始することになりかねません。
 先月号、武田信玄の格言そのものです。
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