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社長のちょっと聞いてごしない!
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NO.42
ボランティア活動が生み出すもの
2013年05月
代表取締役社長 大野木 昭夫
 日本国民は、「非常に沈着で礼儀正しい国民」と世界から言われたことは、記憶に新しいところです。たとえば、災害があった時、震災地ではパニックになってスーパーを襲ったりしませんし、都心では電車が止まって帰宅難民になってもタクシーを待つ時も整然と並んで待っています。
 反面、個人の自発的な意思に基づいた活動である「ボランティア」は、「周りとの横並びを良し」とする日本人になかなか根付かなかったようです。しかし活発なボランティア活動を目にしたのは、平成12年の阪神大震災の時だったと思います。そしてその流れは平成23年の東日本大震災に引き継がれ、多くの人々が積極的にボランティア活動に参加する流れにつながっています。

 私たちが取り組んでいるボランティア活動「グラウンドワーク」は、1980年代に英国で始まりました。住民、企業、行政の三者が協力して地域の環境を改善していこうというものです。米子地区では、王子製紙米子工場におられた向井哲朗さんの尽力によって「米子地区環境問題を考える企業懇話会」が設立され、割りばし回収、皆生海岸の清掃、彦名水鳥公園の草刈りの活動は、今や広く企業、住民、行政を巻き込んだ活動になっています。
そして弊社のグラウンドワークは、平成17年から毎月(冬場を除く)一回の街路清掃を手始めとして、障害を持つ子供たちと共同してもみの木学園と吾亦紅で廃天ぷら油を使ったバイオディーゼル燃料の精製の事業化をしてきました。現在では、月一回の街路掃除、廃油回収を継続して続けています。

 なぜ企業としてボランティア活動に取り組んできたのでしょうか。企業は一人ひとりの人力で成り立っています。そして人の交わりの強さが組織力であり、一人ひとりが持つ「思いやりの心」がベクトルを合わせて目標達成へまい進する原動力です。この「思いやりの心」を育むための取り組みが、ボランティア活動です。

 今月17日、月一回の街路清掃が「小さな親切」運動山陰本部から表彰されました。そして表彰式の後、鳥取、島根両県の中学生による全国作文コンクール受賞作品の朗読がありました。発表者の「小さな親切」は、日常生活での体験の中で誰でもできそう・・・でもできていない行動でした。この困っている人に手を差し伸べる行動は、「よし!やろう」と思ってもできることではなく、とっさに心の中から湧き出してくる「思いやりの心」でした。

 この心を育むものは、いつもよりちょっとハードルを上げた「思いやりの心」で行動を繰り返しやることです。その積み重ねが、社員間の気配り、お客様への配慮、家族への愛と、人のつながりを堅固にしていきます。
 継続するボランティア活動は、「思いやりの心」を育み、自らの人生に大きな成長を与えてくれるのです。そして企業の社会的な存在価値に多大な貢献をしてくれます。

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