鳥取・島根を拠点に、環境地質・測量補償・設計・新エネルギー・介護事業を展開。高度な技術で未来を創造します。

社長のちょっと聞いてごしない!
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NO.41
好きこそ物の上手なれ
2013年04月
代表取締役社長 大野木 昭夫
 わが社も今年、新しい人材を迎えました。彼らの未来が明るく豊かなものになるよう、私たちが育てていかなければなりません。

 さて、新人は実業界ばかりではなく、野球界にも今年、大型新人が入りました。その育成の仕方も様々ですが、阪神の藤波選手の場合など、コーチは彼のやり方に任せ、様子を見たいと言っています。今はそれだけ素養と実力のある新人が多いということなのか、期待された新人をつぶしてきたという経験からなのでしょうか。

 さて、そんなことを考えている時、私はかつて阪神タイガースでのエースとして活躍した江夏豊のことを思い出しました。昭和41年に高校生からプロデビューをして、その年12勝を挙げ最多奪三振を獲得した投手ですが、プロとしての記録から私は「彼こそ天才」と言ってよいと思っています。
 その数々の大記録を達成した江夏は次のように語っています。「プロになって才能で勝負できるのは良くて2年。その後に活躍できるのは本人の努力である。」まさに真なりです。加えて言うなら、その力を伸ばすためには「自らの努力+挑戦する風土」です。新入社員の諸君には、そのことを強く伝えたいと思いますし、受け入れる職場の先輩たちには、失敗を恐れず挑戦させる場づくりをお願いしたいところです。

 さて、一体、江夏の「努力」はどこにあったのでしょうか。江夏は野球が好きだった、俗にいう「野球バカ」でした。寝ても覚めても野球のことは頭から離れなかったそうです。寝る時もボールを天井に投げ上げて、それも一点にバウンドさせていたと、同僚であった衣笠氏は語っています。
 学校を出たばかりの若者は、会社に入ってしんどい地味な仕事が続くと「こんなことばかりしていていいのだろうか」と他の仕事を望んだりするものですが、まず一つのことに打ち込んでいくことが重要だと江夏談からも伺えます。深くひとつのことを探求していくことが、すべてのことにつながり、そして仕事を好きになることが色々な困難を克服していく原動力となります。
 もうひとつ、江夏は日々克明なメモをとりながら、今日の相手に次の投球術を考え、新たな配球を磨いていたということです。仕事に就いて、最初から自分の思うような仕事に巡り合えることは稀有です。まずは与えられた仕事で、毎日「これでいいのか」と反省と改良を繰り返していくことです。

 一つひとつに全精力で取り組むことで「日々新たな創造」ができる人になります。


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