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社長のちょっと聞いてごしない!
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NO.25
時代が求めるリーダー
2011年12月
代表取締役社長 大野木 昭夫
 今年は、正月の豪雪で年が明け、春3月には東日本で大震災、それに続く福島原発の事故、そして9月には、台風12,15号に見舞われ、多大な被害を出すという天災の多い一年でした。
 東京電力の福島第一発電所は、3月11日に発生した東日本大震災により、多大な被害を受け、現在も放射能対策に追われています。そのなかで、事故当初から不眠不休で陣頭指揮をとってこられた吉田昌郎所長のことは、皆さんもご存知だと思います。

 その吉田所長は、事故当初に本店の指令に反し、自分の経験と豊富な知識から、独断で1号機へ海水注入をし続けました。このような場合、多くのリーダーは自分の判断が日本を、いや世界の環境汚染に及ぼす影響を考えたら、まずは本社や国の指示を待つではないでしょうか。
 しかしそのような状況のなか、吉田所長が英断したときの行動にこの地域と日本は救われました。そして何より私は、「現場のことは現場の者が一番よく知っている」という言葉に深い感銘を受けたのです。 なぜなら私達の職場でも、異常事態に陥ったとき、何を優先すべきかとする判断は、日々現場で多種多様な事態で遭遇します。その時に明確な判断でチームを引っ張るこのような言葉は真のプロでなくてはできないと、そう思ったからなのです。
 私はその時、以前に読んだ経済誌の小売チェーン会社の事例紹介を思い出しました。「私達のマニュアルには、何をしてはいけないかが示されています。ですから何をどのようにすればお客様に最もよいことかは、現場の判断でします」と。
 
 吉田所長の比ではないにしても、日々のトラブルに際して、現状を把握し、何をすべきかの優先順位を判断し、行動に移すことが、真のリーダーたる所以です。そのようなリーダーが少なくなってきた現代であるからこそ、このたびの吉田所長に仕事魂のすごさを感じました。
 先日のニュースで知りましたが、吉田所長は病気のため最前線から退かれました。今は、病気の回復を祈るばかりです。
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