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社長のちょっと聞いてごしない!
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NO.22
成果を出すプロセス
2011年09月
代表取締役社長 大野木 昭夫
 私は、建設会社に入社して14年間土木工事の現場管理をやってきました。この時、私が一番心がけたことは、一緒に仕事を進めてくれる仲間たちへ日々に的確な指示をだすこと、そして中長期的な目標の明示でした。

 現場技術者の仕事は、測量・丁張(作業をするための基準線や基準高を杭と板を使って形作る)、材料(生コン・砕石・二次製品等)の段取り、現場の管理写真の撮影と、朝から晩まで外作業が続きます。そして実際に作業をしてくれるのは、重機のオペレーター、大工、鉄筋工、土工作業員とすべて協力業者の皆さんです。
 良い仕事を行うために現場監督は、それぞれの業者の技能を判断し、仕事を段取りよく進めることに心血を注ぎます。自分ではできない作業を他力で施工し、その他力を最大限に引き出すため、工程とその作業を随時見定めながら指示を出していくのです。
このような異なる業者の皆様に協力を得て仕事を遂行する現場のリーダーには、マクロ(机で作った工程)とミクロ(現場での作業)の視点を持ち、その両立が求められます。

 その日の仕事は、①今日やるべき仕事を列記する ②やる順番と時間を決める③みんなにきちんと伝えて問題点を説明する、この繰り返しです。日々の仕事を『ど真剣にこなしていく』、そして工程表と睨みっこしながら長期的な進捗を管理していきます。この継続する集中力が自信を生み、工事完成へと導いていくのです。
日々の仕事を平々凡々とこなしていく人と、一つひとつに集中していく人は、1年や2年では差がつきませんが、10年も経てば雲泥の差がでてきます。

 京セラの稲盛会長は、成功するプロセスについて、このように語られています。「新製品を開発していく過程では、試作を繰り返す。成果がでるのは、千に一(1/1000)位の確立である。そして成功したときのプロセスをすぐに再現できるかが製品化の道につながる。そのくらい1回成功してもプロセスを再現できるとは限らない。研究者の実力は、実験をしたプロセスを再現できる力であり、それは延々と続く実験の中でも継続できる集中力である。」
 物事を成功へ導くためには、マクロとミクロの複眼を持つこと、一心不乱な集中力を持つことです。そしてもう一つは、原理原則を見出すことですが、これは次回にします。
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