鳥取・島根を拠点に、環境地質・測量補償・設計・新エネルギー・介護事業を展開。高度な技術で未来を創造します。

社長のちょっと聞いてごしない!
記事一覧
NO.105

食は人を表す

2018年08月
代表取締役社長 大野木 昭夫

   NHK番組で、サラリーマンの昼食を取材する「サラメシ」を観たことがありますか。お昼時に都会の食堂(レストラン)街に出かけ「今日の昼は何を食べますか?」と聞いて、よければ同行取材をする番組です。都会のサラリーマンは、皆さんボリュームたっぷりの食事でした。多分、通勤に時間がかかる都会では朝早いのと夜遅くなるので昼食にがっちり食べるのでしょう。

  さて、先日の特集が「社長のサラメシ」でした。都心の保険会社社長は、役員食堂で部下の報告を聞きながら、B級グルメ大好きとばかりにサラダとナポリタンスパゲッティでした。また米国の新鋭IT企業の社長は、「朝はしっかり食べるが、昼食は食べすぎると頭の回転が鈍る」と、社員食堂でサラダと麻婆豆腐を一皿に盛って食べていました。 「食は人を表す」と言われますが、まさに仕事人にとっての昼飯は、食事をしながら業務を進める業務飯であり、仕事のスタイルを表す活動飯です。

 では夕飯は何飯だと思いますか。家族団らん飯という人もいれば、接待飯という方もあるでしょう。私が思うに、夕飯は食を通して様々な情報を交わす情報交換飯と名付けましょう。

 そんな私も大変重要な営業活動の場面で、大きな失敗をした経験があります。かねてから気難しいと評判のお客様と食事をした時のことでした。土地勘のない街での会食に、店選びから食事内容まで全て知人に任せたというところから失敗が始まりました。まず接待であるにもかかわらず、庶民的な居酒屋に行ったこと、仕事の会話をしなければならないのに、隣の席の声が丸聞こえになる席であったこと、食通の方をお招きしているにもかかわらず、作りおきのような食材ばかりが皿に並んだこと、などです。結局、立腹されたお客様の会社には、しばらく出入り禁止といった憂き目にあいました。

 接客マナーの第一歩である事前にお客様の好みを聞くことをしなかっただけでなく、初めての接客場所を見もせず他人に頼むようないいかげんな思いが失態を招いたのです。
 
 人が良くなると書いて「食」と読みます。食を通じて良い付き合いに進めていくためには、まずは相手の方を大切にするという心配りをすることを学んだ気がします。 その後、何とかして好みの料理と味を聞き出すことができ、様々に心配りに汗をかき、今では長い付き合いをさせてもらっています。
   

このページのトップへ