鳥取・島根を拠点に、環境地質・測量補償・設計・新エネルギー・介護事業を展開。高度な技術で未来を創造します。

社長のちょっと聞いてごしない!
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NO.10
時代の流れをわが身で感じる
2010年10月
代表取締役社長 大野木 昭夫
 9月に大阪出張中、大阪城近くの大通りで車の後輪がパンクをしてしまいました。以前はパンクするとすぐに空気が抜けましたが、この頃のタイヤは安全性が高いのかすぐに空気が抜けません。そのためまったく気がつかずに乗っていたところ、タクシーが教えてくれました。
 しかし、それからが大変でした。タイヤの交換なんて何十年もしたことない。路肩に停めて考えること10分あまり・・・タイヤはどこだ? 工具はどこだ? 悪戦苦闘でスペアタイヤを着けて、次はガソリンスタンド探しです。カーナビでみれば10km先に発見、やれやれとナビに導かれていってみると既に休業とある、次も休業。三件目でめぐり合うことができました。
 ちょっと前まで、市内でもすぐにガソリンスタンドに出会ったのに・・・思い起こせば、山陰でもガソリンスタンドの閉店が続いていました。自動車の増加とともにガソリンスタンドも増えてきました。そして価格競争、セルフスタンドの増加等の環境変化に付いて行けない市内の弱小スタンドは、大手スタンドの地方進出に伴いほとんど姿を消しています。

 私たち測量設計業界でも同様な傾向です。建設業の歴史をたどれば、昭和20年敗戦後から経済の発展とともに建設業界は急速に成長しました。測量設計業界の躍進は昭和50年位からですが、平成11年をピークに公共事業費の下落とともに衰退して現在に至っています。
今後、公共事業費は増えません。新しいインフラ整備(山陰自動車道等)は継続されるべきでしょうが、道路等のインフラ整備は一段落、今後の業務は維持・補修がほとんどです。したがって現在の企業全部に分配するほどの仕事量はなく、企業競争は益々優勝劣敗に突入します。衰退していく業界では、一部に入札制度での保護を声高く求めていますが、制度に頼っている時代ではないのです。制度に自分の体を合わせて生き残るか、新たな活躍の場を追求するしかないのです。

 車のタイヤの空気が徐々に抜けてパンクになり、ガソリンスタンドの変化に気がついた。環境は、徐々に変ると気づきが遅れる。また、環境の変化に気づいていたが、自分が現実に身を置いて再度認識するものです。
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